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65歳の日溜まり (*´・ω・)ノ。゜・☆。

貧乏な独り暮らしで、時々、無性に寂しくなりますが、ふと思ったことを書きます………来てくれて、ありがとう。

憂国の美学

 おはようございます。

 

 まだ夜が明けないうちから雨が降っていました。午前中はずっと雨でしょう。

 歯医者さんに行かなければならないけれど………

 

 今日は「憂国忌」です。三島由紀夫自衛隊に蹶起を呼びかけ、割腹し果てた日です。

 ぼくは、なにか惹かれるものがあって、忘れることができません。

 三島由紀夫は自己の美学を完成させるために死んだのだと思います。書かれたエッセイを読んだり、小説を読めば、ある程度、理解することができます。

 

 その日のことは、千葉の富津港での鉄鉱石の荷降ろしの、帰りのマイクロバスのなかで、ラジオのニュースで知ったのでした。ぼくは三島由紀夫のことは知っていたのですが、周りの人は「へえ~、誰や」という感じでした。

 

 作家なので………文化人です。マルクス主義でいう、上部構造に所属する人です。

 

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 ぼくらはその時代の文化や価値観に、影響されざるをえないのですが………いつも、価値観を作る側と、従う側に、分けられる、と考えたほうがいいです。

 

 もちろん、自分で選んで、自分が望んで、価値観を選びとるのですが………

 

 いいたいのは────昨日も書いたようなこと。

 社会は、差別したりネガティブなものを作り出すのだと思うのです。それに対してどうするかということ。自分がその立場に置かれた時に、どう考えたらいいか、ということです。

 

 差別がなくなったり、戦争がなくなったり、格差がなくなったりすればいいけれど、平和や平等や自由は理想としてあるだけなので、なくなりません。

 

 だから、ミュージシャンのように、「平和」を延々と呼びかけることが、商業主義的な売名行為でなしに成立するわけですが………

 理想主義者は、理想主義者のまま一生を終えます。それは生き方なのだと思うのです。

 

 人はいつまでも理想を思い描くようになっている存在だと思います。

 

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 理想は理想でいい、とぼくは考えます。

 

 差別はなくならないので、あっていい。格差もなくならないので、あっていい。戦争や紛争もなくならない、殺し合いもなくならないので、しかたない。

 

 それらがあっても、差別や格差や殺し合いで「犠牲者が生まれない社会」を作ることができたらいいのじゃないか?

 

 差別や格差や殺し合いは、資本主義の、自分さえ利益を得たらいいというエゴイズムの価値観に結びついています。

 そして、人は、巻き込まれざるをえない。

 

 けれど、社会に巻き込まれない人たちも出て来ています。たとえ、生活は非正規の働き方で下層の収入でも………

 資本主義的な、欲望に巻き込まれない人たちが。いや、むしろ、商業主義的なほうから相手にされていない。

 

 所得が子育てに達しない者は結婚することができません。生活を維持できないからです。また、よい服を買うだけの収入も、趣味に費やすお金もありません。

 

 それでいいのです。

 企業が、低賃金を維持し、低収入層を作り出し、儲けようとした結果が、いま、表れているのです。

 格差は拡大するでしょう。

 そうすると、たぶん、平均以上の収入がある層が、子育てと国の在り様に、責任を持たなければならなくなる。

 

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 左翼リベラルの人たちがいうような………差別はいけない、格差は是正せよ、戦争はやめろ、というスローガンや、プロパガンダでは現実は変えられないのだと、ぼくは思うのです。

 

 むしろ、下層の、社会の枠からはずれた人の意識のほうが、社会を変える芽を持っているんじゃないかと………

 サイレントテロということが、ずいぶん前からいわれています。

 ぼくの意識に近いので、共感しています。

 イデオロギーを上位に置いたらダメなのです。美学のほうが、人の生き方に近い、と思うんです。