虐めから逃げる
おはようございます。
土曜日なので朝から焼酎を飲んでいます。洗濯もした。いい天気です。気分が晴れます。
いま、「耳で聞く短編小説──ラジオ文芸館」を聴いています。今朝は「迷子」です。
【作】沢木耕太郎【朗読】山田賢治
小学5年生のユウスケは、ある日、公園で小さな女の子を見かけた。迷子かと思ったユウスケは、交番に連れて行こうとする。女の子は名前が「サチコ」で母親は「死んでしまった」と話す。途中でその子の母親に出会い、「娘を勝手に連れ回した」と非難されるが、ユウスケは毅然とした態度で女の子を守ろうとする。女の子の肩にはアザがあり、日常的に虐待を受けていると察したのだ。
けっこう、ファンがいそうです。いままでの録音は……
また、検索してみると「日本名作文学朗読選」というのもある。
いいな。
朗読で───想像できる、というのは。
人の基本的な、ことのような気がします。他人の気持ちを推し量れなければ、共感もない。
ブッダは、共感すること───他人を思いやること、を、人生でいちばん大切なことだと言っています。
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「この世は強い者が支配する世界だ」というのは、どうしようもない理解ですが……
しかたない。そうなんですから。
この世で立場が強い者が、この世界の環境を動かし、動かせる、システムになっている。
人類──人間というのは、集団で生きているので、強い立場の者と、弱い立場の者が出来るのですね。
それはいい……
人が生きていくのに、穏やかであれば、誰が支配しようが、いい。
ただ、強い者が威張って、弱いものを苛めるのは、我慢ならない。
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教育現場。学校とかの閉鎖的な環境では、よくあることです。苛めは。
弱い者を虐めると楽しい、という感覚は、人に、あります。
しかたない───
人はそうして、弱いものを犠牲にして、生き延びて来たのですから。
生物だからしかたない。
動物ってそんなものだ。
ただ、人の場合は、限度を失っていることが多い。自然じゃないんです。
他人を犠牲にするシステムが出来上がっている。
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で、どうすればいいか、ということですが……
死んでもいいから相手に従わない、と決意する───相手が苛めることに従わない、ということが、必要です。
第三者に訴える。理解を得る。孤立しないために。
反抗できれば、する。
抵抗が有効であれば、必死に行動する。
誰からも援助が得られなければ───
相手が強すぎて、どうしても虐められる立場にならざるをえないなら───逃げる。
逃げて、相手がいない世界で生きる、ということにする。
べつに相手といっしょに過ごさねばならないという義務はないのです。
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虐待とかがシステムになっている世界は、おかしいんです。そういう世界は投げ捨てていい。
自分が幸せに生きる、ということを考えるべきです。
虐めてくる他人に、気を使う必要はない。
逃げることです。
関係なしになることです。
まあ、ストーカーみたいに、相手は執着してくるでしょうが……
逃げ切って、相手とは違う価値観の世界に、自分が生きることです。